カニ通販で詐欺に遭わないためにどうすれば?注意点や手口を知ろう!

カニ通販詐欺

 

カニ通販は、普段なら値段が高くなかなか手を出しづらい高級カニがリーズナブルなお値段で購入できるのでテレビやインターネットで利用している人も多いのではないでしょうか。
ですが、中には「詐欺」を仕掛けてくるような悪徳業者も横行しているのが事実です。
そこで、今回はカニ通販にまつわる詐欺の事例と、詐欺にあわないための注意点などをまとめてご紹介いたします!

カニ通販の詐欺って?

「カニカニ詐欺」という言葉をご存知でしょうか。
言葉だけ聞くとなんだかオレオレ詐欺の兄弟みたいな感じのネーミングですが、実際は被害にあわれている人も多い詐欺です。
簡単にカニカニ詐欺の事例を説明すると、ある日いきなり注文していないはずのカニをはじめとする海産物などを送り付け、解約できないから金を払えと強制する詐欺の事です。

送りつけ商法「カニカニ詐欺」

カニ通販詐欺

 

消費者センターのホームページによると、被害件数は2017年度5,486件も報告されており(数字内には健康食品などの食品全般の送りつけも含む)、中でも60代以上が7割以上を占めており、明らかに高齢者をターゲットにした悪質な詐欺なのです。
また、被害額関して、最も多いのが1万円台と8割を占めているため「このくらいだったら払ってもいいかな…」や「警察に通報するほどのことでもないか」などとあきらめて料金を払ってしまう人が多いようです。
これがまたカニカニ詐欺の被害がなかなかなくならない原因の一つにもなっているのです。
どういった手口が多いのでしょうか?
具体的な事例をみていきましょう。

 

無料でプレゼントといっていたのに後で料金を請求された

カニ通販詐欺

 

セールス電話がいきなりかかってきて、最初は「昆布を無料プレゼント」と料金がかからないようなことを言ってきます。
しかし、話すうちにだんだんカニを購入しないかという勧誘をしてきます。
曖昧な返事をしているうちに「2日後に代引きで届きます」といわれて無理やり送りつけてくるという事例があります。
あとで電話してキャンセルしようとしても、相手の連絡先などを聞いていないためにキャンセル先が分からないため、商品が届くまで待つしかないという事態に陥ってしまうのです。

 

実際には誰も注文していないカニの代金を名義人の留守中に他の家族が支払ってしまう

カニ通販詐欺

 

家族の名前宛で届いた代引き商品であれば、他の家族が「きっと自分の知らないうちに注文したんだろう」と思い込み、料金を払ってしまうケースがあります。
後で名義人になっている家族に確認すると「注文していない」となり、送り返そうと送り状にある連絡先に電話しても、電話がつながらない、もしくは「代金を支払ったのだからキャンセルできません」など言われて泣く泣く商品を受け取るしかないのです。

 

簡単なアンケートに答えているうちにいつの間にか購入する羽目に…

カニ通販詐欺

 

北海道の業者を名乗る人から電話がいきなりかかってきて「サケ、タラは好き?」など、最初は簡単なアンケートの回答を依頼してきます。
ところが、アンケートに答えているうちに「魚を送ります」など、購入をする羽目になってしまっています。
断り方があいまいだと、業者が即座に発送手配を済ませてしまい、仕方なく代引きで料金を支払ってしまうというケースがあります。

 

判断力に問題が出てきている高齢者に対して、数回海産物を送り付ける

カニ通販詐欺

 

高齢者で一人暮らしをしている人の中には、軽い認知症などの症状があり判断能力が劣ってきている人も少なからずいます。
そういった人が詐欺業者のターゲットになり、度々電話をかけてはカニなどの海産物を送り付けるといった事例もあります。
こういった人はすでに詐欺軍団の「お得意様」としてリストに上げられている可能性があり、幾度となく詐欺まがいの海産物などを購入してしまうのです。

 

「クーリング・オフできない」といわれる

カニ通販詐欺

 

電話口ではカニをプレゼントしてくれるような口ぶりで最初は会話するのですが、結局は代金を請求されるというケースの中で話が違うと受け取りを拒否すると「カニは生ものなのでクーリングオフできません」といわれ、仕方なく料金を払ってしまうケースがあります。

 

カニカニ詐欺以外にもこんな商品は要注意!

カニ通販詐欺注意

 

また、カニなどの海産物に関する詐欺の例で相談が多いのが「激安通販」に関するものです。
極端な例だと、カニが1杯1,000円〜2,000円といった、信じられないような値段で売られているものによくあります。
ですが、通販に限らずあり得ないほどの値段で売られている激安通販のカニは、商品のほとんどが中身スカスカのとても食べれられない代物ばかりです。
こちらのからくりは、水揚げされるカニの中にはどうしても中身がスカスカだったり通常の商品としてはとても販売できないようなカニが混じっていることがあります。
そんな販売することはおろか、食べるところもないようなカニをタダ同然の値で引き取って激安として販売する通販会社が実際にあるのです。
ですので、あまり安すぎるカニというのはよっぽどの信頼できる業者でない限りはまず購入しないことをお勧めします!

カニ通販に遭わないための注意点!

では、実際に「これってカニカニ詐欺かも…。」という業者に出会ったときは、どのように対処すればいいのでしょうか。

 

代引きで身に覚えのないものは受取を拒否する

購入を断ったにもかかわらず、代金引換で商品を勝手に送りつけてきた!という時は、宅配業者に「実は購入の意思がないのに勝手に送られてきた」などと事情を伝え、受け取りを拒否するようにしましょう。
どんな場合でも一度受け取ってから返送手続きを取ろうとしても相手の連絡がつかない、連絡しても「返送できない」などと厳しく言われて送れなくなるなどということがほとんどで、返金されないことが多いです。

 

代金引換以外で商品が届いた場合も基本は「受け取り拒否」

では、代引き商品以外で商品が届いた場合はどうすればいいのでしょうか。
まずは、身に覚えのないものは基本代引きの事例と同じように「受け取り拒否」をすることが基本です。
ですが、代引きでないからと受け取ってしまった場合、もしくは家族などが受け取ってしまった場合はどうすればいいのでしょう?

 

こういった商品の中には書類が添付してあり「○○日以内に商品の返還が無い場合は、購入したものとみなします」とか、「購入しない場合はその理由を通知して下さい」と書かれていて、支払い書などが同封されています。
そもそも、代金を払う意思がないのに送り付けてきたものに関しては、こういった書類や支払い書は無視しても大丈夫です。
ですが、後々のトラブルを回避するために一度受け取ってしまったとしても必ず相手に「受け取り拒否」の意思を連絡するようにしましょう。

 

電話をする場合は通話記録などを取っておくのがベストです。
業者に商品を引き取るように請求した日から7日後からは、勝手に処分してもかまいません。
また、返品ができなくても、あるいは返品しなくても、そもそも勝手に送り付けてきた商品=契約が成立していない商品とみなされ、受取から14日たった後なら勝手に処分しても大丈夫です。
あと、くれぐれも「勝手に送り付けてきたから」といって、食べないようにしましょう。

 

クーリングオフの制度を利用する

「クーリングオフ」という言葉を聞くと「あれ?カニや海産物は生ものだからクーリングオフの対象外じゃないの?」と不安に思う人も多いでしょう。
実は、生鮮食品でも2009年の法律改正によりカニもその対象に含まれました。
ということは、一度契約を結んで代金を支払ってしまってもクーリングオフができます。
商品を開封した場合でもOKです。
業者は「クーリングオフできません」といってきますがそれは真っ赤なウソです。万が一商品を受け取ってしまった、料金を払った、開封してしまった、という場合はクーリングオフを利用するのが一番効果的でしょう。
クーリングオフは契約書類を受け取った日から8日間有効なので、商品が届いたら即座に対応するようにしましょう。
とはいえ、カニカニ詐欺の業者はその道のプロなので、素人一人で太刀打ちするとかえって面倒なことになってしまう可能性があります。そんな時はすぐに消費センターに連絡して、専門家と相談して下さい。

  • 全国消費者センター消費者ホットライン:0570-064-370
離れたところで暮らす高齢の家族とはマメに連絡を

これはすべての詐欺や事故などを防ぐためにいえることですが、高齢の家族が離れたところで一人暮らしなどをしている場合、マメに連絡を取って状況を確認する、知らない電話番号には出ないように電話の前に張り紙をしておくなどの対策を取るようにしましょう。
特に一人暮らしで他に話し相手がいない高齢者にとって、たとえ詐欺であったとしても電話で誰かと話せる、というのはうれしい時間なのかもしれません。
そんな思いをさせないためにもマメに連絡を入れてあげることで、さみしい思いをさせないだけでも詐欺に引っかからない効果があります。
そして、万が一知らない商品が送り付けられてきたという話を聞けば、即座に対応してあげるようにしましょう。

さいごに

カニカニ詐欺に自分や家族が万が一出くわしてしまったとしたら、まずは一人で悩まないで専門家に相談するのが一番でしょう。
「まぁ、そんな高額でもないしいいか」などと思わずに毅然とした態度を摂るようにしましょう。