第169回国会 議院運営委員会 第5号
平成二十年三月十一日(火曜日)
〔午後二時二十二分開会〕
○委員長(西岡武夫君) ただいまから懇談会を開会いたします。
これより候補者に対する質疑を行います。
本日の懇談会の進め方でございますが、まず、大会派順に各会派一名一巡で質疑を行います。その際、発言時間は答弁も含めて約七分程度でお願いいたします。
その後、あらかじめ質疑者を定めず、自由に質疑を行うことといたします。質疑を希望される方は、挙手の上、委員長の指名を受けてから御発言いただくようお願いいたします。
なお、質疑及び答弁の際は着席のままで結構でございます。
〜 中 略 〜
○委員長(西岡武夫君) 山本博司君。
○山本博司君 公明党の山本博司でございます。
二点だけお聞きをしたいと思います。
一つは地域経済の動向ということでございますけれども、今、非常に原油価格とか、また食料品、穀物、物価が上昇して、大変地域経済は厳しい状況に置かれていると思います。そうした地域経済の動向をどのように現状認識されているのか、またどう対応されようとしているのか、この点を第一点、地域経済の動向ということに対してお聞きをしたいと思います。
それから、もう一点目は人材の活用ということでございまして、新総裁になった場合に二人の副総裁の方々の役割をどう期待をされるのか。また、先ほど白川参考人からも組織は人であるというお話ございました。五千名以上に上るこの大組織をどうマネジメントしていくのか。その人材活用ということに関して二点お聞きをしたいと思います。
○参考人(武藤敏郎君) まず、地域経済の動向でございます。
最近、地域間格差といいますか中央と地域の格差といいますか、そういうことがよく言われるようになりました。この過去五年近くの緩やかな経済回復の下で、地域経済も全体として見ると少しずつ回復方向に向かってきたということがまずあったと思います。もちろん、公共事業に多くを依存していた地域などにおいて公共事業削減の悪影響を被っておるところはありますけれども、しかし、それでも全体としては回復の方向に向かっていったというふうに思います。
ここに来ましてちょっとそこに変調が来している可能性があります。今まで回復していたところがちょっと横ばい状態になるといったようなことが起こっております。この点は大変私どもも重視しているところでありまして、私、一つは、我々は地方に支店を持っておりまして様々な情報を吸収することができますので、それを基に地域経済を注意深く分析していくこと、それからもう一つは、九人の政策委員が地方に出かけて懇談会等を開いて、講演会とかあるいは意見の拝聴をしております。そういう形で自らも直接地方の声を伺っているわけでございまして、そういう経路を通じて地域経済の動向を注意深く見て、全体の金融政策の判断に生かしていくべきであるというふうに思っております。
人材の活用につきましては、私は、白川さんも伊藤さんもある意味では職場の同僚でありました。白川さんは日銀、伊藤さんは大蔵省時代、財務省時代、職場の同僚でありました。これはたまたま偶然なんでございますけれども、人となり、能力、よく存じ上げております。そういう意味では、この三人の長所を生かして協力してやっていきたいというふうに思っております。
日本銀行五千人の組織でありまして、まさに組織は人なり、日本銀行の総合力を生かすためにはこれらの人をどうやって生かしていくかということでありますが、私は、基本はやはり業績を一人一人きちっと評価してさしあげる、公平公正に評価するということが基本だと思います。とかく派手な場所にいると目立つということで評価されるんですが、地味な場所でしっかりと支えるという人たちに対しても適正な評価をしていかなきゃいけない。それが結局は組織を活性化する道ではないかというふうに私は思っております。